護符のちから
僧侶も道士も、護符製作に際して都合のよい実例に潅拠できました。
地方官が何かを禁止する法律を布告したとき、人民はお役所の官印が捺してあるのを見て、お上の規則を拒むことができません。
護符も、いわば個々の神さまから公然発布されたお触れであるから、悪鬼や凶神はこの勅令を見るとすぐにふるえ出すのです。
悪神はこの護符に守られた家の者を支配する力がなくなります。
何故かといえば桃の木の根でつくった版は悪魔を退散させる効力をもっているし・・・
そして、複雑で変則的につながった字劃で書かれた護符は魔除けの力をもっています。
そういった護符は通例、母屋の入口の上か、表門の内側に懸けておくか、ばあいによっては高い木、高い建物に接して懸けることもあり、自分のからだに付けておくこともあるのです。