環境を守るために 5
西側諸国は、東ヨーロッパ諸国がかかえている負債の重荷を創造的な方法で削減することを考えるべきです。
ポーランドは420億ドルもの負債を背負っていますが、これは同国の年間GNPの64パーセントにもあたります。
ハンガリーの負債は180億ドルで、GNPの65パーセントにあたります。
チェコとブルガリアも多額の負債をかかえていますが、正式な数字は手に入りません。
債務と自然保護のスワップという方法も、がんじがらめの状態から抜け出す一つの道です。
これまでのところ、ポーランドとのあいだで2つのスワップ交渉が進んでいるのです。
一つは、ドイツ政府が6000万ドルを環境浄化基金として提供しようというもの。
もう一つは、世界自然保護基金(WWF)が、ビストラ川の浄化に向け5万ドルの資金を集めるというものです。
東ヨーロッパとソ連(当時)で起こった政治改革は、絶好の機会とも、思わぬ落し穴ともなりうるのです。
これらの国々は、西側がおかした間違いを繰り返さずにすますことのできるユニークな立場にありますが、同時に、同じ間違いを繰り返させようとする大きな力が働いていることも確かです。
そうならないように国際的な努力が必要とされます。